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2006年12月10日 (日)

もういい加減にしてよ、石原都知事

 石原慎太郎都知事は、11月7日の東京都議会本会議で、都知事選に3期目の出馬を表明した。もういい加減に引退してもらいたい。私はこれに全面的に反対する。「冷たい雨と熱い意志」 (保坂展人のどこどこ日記. 2006.12.09)で保坂は、「『政治』という場に居続けて『言葉』を武器にして『文書』と『演説』で有権者に語りかけ続けるという営為を私たち政治家は、続けていかなければならないと思っている」と述べている。
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/c82ac1c024a12fe40fc51c1e053f4f14
 これに対して、パルタさんが「★阿修羅♪」へ、「石原の愛国心には愛がない」と「70年代に過激派が残酷でむごたらしい内ゲバ・テロを繰り返した事がありました。この動きはやがて急速に収束し、80年代に向けて益々長時間労働・過密労働と学校規則・受験競争・与党支配・マスコミの権力追随は強化していきました。昔極左・過激派の活動家だった者が今は体制派として石原朕太郎の親戚のような顔の権力を持った親父として君臨する。このような危険性を念頭に置いているのではないかと推測します。」(2006.12.10)と述べている。
http://www.asyura2.com/0610/senkyo28/msg/1094.html

 私も、全面的にこの両記事には賛成だ。その関連で、「しんぶん赤旗」(日曜版12.10)の「石原慎太郎親子 水谷建設元会長と料亭会合」という記事に接した。
http://www.jcp.or.jp/akahata/week/index.html

「石原慎太郎都知事と、知事の三男・石原宏高衆院議員(自民党)が昨年9月、福島県知事汚職事件でのワイロ提供に関与した水谷建設の元会長、水谷攻被告=巨額脱税事件で起訴=と料亭で会合をもっていたことが、編集部の調べでわかりました。会合の内容が注目されています。また、四男の延啓(のぶひろ)氏が、都の公費で知事といっしょにスイスに渡航していたことが、日本共産党東京都議団などの調査で明らかになりました。 」
 石原慎太郎都知事と画家の四男の疑惑が浮上したのはつい数日前のこと。03年に公費で海外出張していたに続いて、04年1月にスイス・ダボスで開かれた知事主催のパーティーにも税金で同行していたという。
 それでなくても、石原の公私混同はメチャクチャだ。税金2億4000万円を使った豪華海外視察(過去15回)のうち、4回は典子夫人が同伴していた。これが「都政の私物化」といわなくてなんといおう。
  私は常々、石原の子供に対する愛情は異常以外の何ものでもないと思っている。つまりは自己愛もさることながら、子供に対しても欲が深すぎるのだ。石原とともに嘗ての清嵐会の同志・ハマコーこと、浜田幸一がテレビに出ては一見辛らつな政治批判(主に野党に対してだが)を繰り返しているが、よくよく聞いていると、小泉のときもそうだが、安倍に対しても絶対的に批判は口にしない。理由は簡単だ。息子の濱田靖一が現役の衆議院議員であり、小泉内閣のときは防衛副長官だった。息子のマイナスにつながることは口が裂けてもいわないという強い姿勢がうかがわれる。これは石原も同じである。長男・伸輝が国土交通大臣に就任したころから、石原の政権批判は極端にトークダウンした。自ら国会議員であることに決別した男がそんなにまでして息子を守りたいのかと、私は思った。

 私は以前仕事で、巧なり名をとげたある高齢の著名人を取材したことがある。インタビューを終えて、「失礼な質問ですが」と断りながらも、私はその方に問うた。「これほど著名で、財産もおありなのに、なおお年にもかかわらず積極的に働かれているその真意はなぜでしょうか」と。当然、その答えは「健康のため」とか「これが私の生きがいだから」というような答えが返ってくると想像しての質問だった。それに対してその人はこう答えられた。「私が死ねば、莫大な相続税が子供たちにかかってくると思います。そのとき、子供たちが少しでもお金に困らないように、できるだけ多くの現金を残しておいてやりたいのです」。
 私には縁のないことだから、相続税のことなど、本当をいって詳しくは知らない。しかし、老いてなお、子供の税金対策にまで奔走する親心とはいったいなんなのかと思わざるを得なかった。恵まれている人の話だといってすまされない、何かを感じた。慎太郎も、浜田も多分、同じような子供愛を持っているのかもしれない。しかし、それで迷惑をこうむる人がいればやはり問題ではないのか。

 それにしてもお笑いなのは、民主党が次の都知事選に菅直人でもぶつけようとしているという話だ。「鳩山由紀夫幹事長は8日、『石原都知事の都政に対する都民の期待感は相当下がっている。しっかりした候補を立てれば、勝てる戦いだ』と、来年4月の都知事選へ向け、怪気炎を上げ、対立候補として真っ先に名前が挙がっているのが菅直人代表代行で、当の管も、『石原の一連の問題で、かなりご機嫌なようです』という。」(2006.12.9スポーツ報知)
 私も民主党に勝って欲しいと願いつつも、一方で勝てるわけがない、自分の子供に政治を世襲させようとするのは石原も菅も同じ穴の狢だ、という思いがある。賢明なる都民は、石原もいやだが、管もいやだと「ノー」を突きつけるに違いない。

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